写真展開催が決まりました。何に注意して準備を進めていけばよいですか?
開催決定おめでとうございます。これから写真展当日までプライベートのうち多くの時間を割いて様々な準備作業を進める必要があります。大きく分けると、以下のようなものが挙げられます。
- 写真展期間の最終決定
ギャラリー側のスケジュールと自分のスケジュールを考慮して写真展開催スケジュールを決定します。決定したスケジュールを元にパブリシティ等で写真展が告知されますので、一旦決定すると変更できないと考えておいた方がよいでしょう。直前でのスケジュール変更は自分だけでなく写真展に関わる多くの方々に多大な影響を与えます。写真以外の本業を持っていらっしゃるアマチュアの方々は、特に仕事のスケジュールを十分に考慮した上で決定する必要があります。
- 写真展概要の最終決定
写真展期間を決定する時点で写真展タイトルも最終的に決定する必要があります。 尚、既に審査を通過した時点で写真展タイトルはほぼ決定していることと思いますが、審査通過後でもタイトルは変更可能です。 展示作品のセレクションも出来る限り早い時期に終了する方がよいでしょう。
- 展示作品の制作
最終セレクションに基づいて作品をテストプリントし、テストプリントに基づいて本焼きし、マット加工等を行った上で、展示作品として最終装丁します。 写真展開催前日までに最終装丁が終わっていればよいのですが、時間がかかるものですので、なるべく早めに仕上げるようにしましょう。
- 関連資料の制作
写真展背景と作者略歴を説明したパネル、及びそれぞれの作品の下に付ける説明を作成します。文面は全て自分で考える必要があります。実際のパネルの制作はギャラリー側にお願いする事もできますが、自分で制作する方がコストを安く仕上げることが出来ます。
- 案内状(ポストカード)の制作
案内状(ポストカード)は非常に重要です。デザインに十分に時間をかけた上で印刷会社等に発注します。これは別途説明します。
- パブリシティへの告知
自分の作品の性格を考慮し、どのパブリシティに告知するかを決定します。 例えば、旅がテーマの場合は、旅行雑誌等が候補になるでしょう。 告知を自分で行うかギャラリー側から行うかは、ギャラリーの担当者と相談することをお勧めします。パブリシティから信頼を得ているギャラリー側から行っていただくのが間違いがないでしょう。
また、パブリシティ説明用の資料を作成する必要があります。案内状(ポストカード)だけでは写真展の狙い等を説明するには不十分ですので、できれば写真展審査の時に制作したプレゼン資料のダイジェスト版を関連するパブリシティの数だけ用意したいところです。尚、コスト面からポートフォリオを多数用意するのは負担がかかりますので、代表的な写真数点の手札プリントを用意し、必要に応じポートフォリオを持って自分で説明に行くようにすればよいかと思います。
- 知人への告知
写真展でお世話になった方々以外にも、日頃お世話になっている人達に写真展の案内を行います。 この際、後述するオープニングパーティを行う場合は、一緒に案内状に同封する必要があります。
- オープニングパーティの準備(オプション)
オープニングパーティは写真展開催初日等に会場又は近くのレストラン等で行うものです。オープニングパーティを行うかどうかは結婚式の二次会と同じく本人の自由ですが、折角の機会ですので是非行う事をお勧めします。オープニングパーティ開催にあたっては、日時・準備・運営・片づけ・ケータリング業者の紹介等、ギャラリー側と相談するとよいでしょう。 尚、ギャラリーでオープニングパーティを開催する場合、開催の可否を必ずギャラリー側に確認ください。
(作成日:1997/12/31、修正日:2003/12/29)
写真展のタイトルを決める際の考慮点はありますか?
写真展のタイトルは非常に重要です。 写真展のタイトルは写真展全体を語ってくれます。 例えば、写真雑誌や情報誌等に写真展の案内が掲載される際、多くの場合は写真展のタイトルだけが掲載されます。 タイトルだけで写真展の興味が湧かない場合、ほとんどの人はその写真展をさらに詳しく調べてみようということはせずに、すぐに他の記事に興味を移してしまいます。 逆に、タイトルだけで写真展をイメージでき、そのイメージが自分の好みに合っている場合、その人は自分のスケジュールをやりくりして写真展に行こうと考えるかもしれません。
写真展のタイトルは、それだけでどのような写真展か容易にイメージできるものが望ましいと思います。 逆に意味がある程度不明瞭のもので人の興味を引くようなタイトルを付ける方法もありますが、できれば第三者に対しても分かりやすいタイトルを付けるようにしたいものです。
写真展のタイトルは、案内状・パブリシティでの告知等で使用されますので、出来る限り早い時点で決定しておく必要があります。
(作成日:1997/12/31、修正日:2003/12/27)
案内用ポストカードの作成はギャラリーに任せてよいでしょうか?
写真展のタイトル同様、写真展案内用ポストカードも重要です。 写真ギャラリー巡りをされているような写真愛好者の方々の場合、写真ギャラリーの写真展案内掲示板に掲示されている他ギャラリーの案内用ポストカードを見て、自分が写真展会場まで足を運ぶ価値があるかどうかを考え、会場に行く・行かないを決定します。 この時の判断材料はポストカードのみになりますので、案内用ポストカードは手を抜けません。
ギャラリー側が案内状を作成してくれる場合でも、デザインだけはギャラリーに任せず、徹底的に自分でこだわってデザインを行うようにすることをお勧めします。 自分で版下を作成し、出来上がった版下を直接印刷会社に渡すようにできればベストです。 私の写真展で使用したサンプルをご紹介します。
(作成日:1997/12/31、修正日:2003/12/29)
展示作品制作にあたって考慮点は?
以下のステップで考えてみます。
- 作品点数、作品のフォーマット、及び関連資料の構成を決める
「何点位の作品を用意する必要がありますか?」でも触れている通り、写真展で展示する作品点数は写真展審査の段階である程度決まっていると思いますが、再度詳細に検討します。 また、写真展で展示する関連資料もこの段階で考えておきます。写真以外の関連資料としては以下のものが考えられます。
- 作品の狙いや概略
- 作者略歴
- 作品毎のキャプション
- ルポやドキュメンタリー作品の場合は、参考資料
- 各種メディアで写真作品が取り上げられた場合、その記事のコピー
- その他、写真作品をより深くお客様に理解してもらえる資料
作品のフォーマット・作品点数・各種資料・ギャラリーの総壁面長の4つを勘案し、出展する写真作品を考慮しながら最適な作品点数と作品のフォーマットを決めます。実際にギャラリーの見取り図を用意してその上にどのように作品や各種資料を配置するのかを鉛筆などで書いてみると具体的なイメージが沸きます。
- 展示写真作品の最終選定
展示する作品を最終的に決定します。写真に限らないかもしれませんが、数が多い冗長な作品よりも、数が少なくても力強い作品の方が観る人に強いインパクトを与えます。この段階は自分の作品を厳選する最後の機会です。写真展会場の総壁面長と必要な作品数を勘案して、展示する作品を選びます。
- プリント
ここではラボ等にプリントをお願いする際の考慮点を記述します。(自分でプリントする方は、作品をプリントする経験が豊富な方が多いと思いますので、ここでは割愛させていただきます)
- テストプリント
作品を全く補正しない状態(トリミング・露光・色補正等)でキャビネ大にプリントしてもらいます。機械焼きはプリント料金が安いものの若干トリミングされてしまい露光も自動補正されてしまいますので、料金は高くなりますが手焼きにすることをお勧めします。尚、テストプリントを依頼する際には、「テストプリントなので、一切補正は行わず、ノートリミングでフィルム枠もプリントして下さい」とお願いします。
- 本焼きの指示
出来上がったテストプリントをチェックし本焼きの指示を行います。私の場合、「水平線の補正」「トリミング」「一部焼き込み又は覆い焼き」等の指示がほとんどです。プリントを透明なケースに入れてその上から極細マジックペン等でトリミングや焼き込み・覆い焼き等の指定を行い、さらに紙に具体的な指示を書込んでケースの中に入れます。 指示は簡潔に、かつ、具体的に書く必要があります。
よい例:「(プリントに指定している通り)水平線を水平にして下さい」「指定の通りトリミングをお願いします」「指定の通り空の部分を焼き込んで他の部分より暗くして下さい」
悪い例:「もっと鮮やかにして下さい」(どちらも具体的にどのようにプリントすればよいか分からない)
基本的には「原板の通り無補正・ノートリミングでお願いします」という指示が理想です。このためには作品を撮る段階から写真展で展示するイメージを明確に作っておく必要があります。
- 本焼き
上記の指示を元に本焼きをします。作品点数が多いので、数週間程度の期間を予め見ておきます。尚、出来上がったプリントはその場で自分でチェックし、指示した通りに仕上がっていない場合は再プリントをお願いします。本焼きの指示通りに仕上がっていない場合は、ラボ側の責任になりますので追加料金は発生しませんが、本焼きの指示が明確でなかった場合や本焼きをお願いする際の指示と異なる仕上げを依頼する場合は、プリントを依頼した側の責任になりますので、別途料金が発生する可能性があります。
再プリント等を行った場合予想外に時間がかかる場合がありますので、本焼きまでは時間的に余裕を持ちたいものです。
- フォーマッティング
出来上がったプリントを額装します。フォーマッティングは写真作品の本質とは関係ないように思えますが、実際にはフォーマッティングの違いは作品自体の印象を大きく左右します。
例えば、同じ写真をプリントした場合でも、「丁寧に台紙にマウントされ注意深く選ばれた木枠に額装された作品」と、「糊付発泡スチロールのパネルにプリントが貼られ一部分はパネルとプリント間に空気が入ってデコボコしてしまって写真の枠も無造作にカッターでカットされてささくれ立っている作品」とを比べてみると、写真自体は同じでも作品としては前者の方が観る人によい印象を与えます。 ちょっとした仕上げの際の心遣いの違いによって、撮影の時の苦労が無駄になってしまう場合もあります。
私の場合、ほとんどの作品は厚めの台紙をカットしてその台紙の裏からプリントをマウントし、しっとりとした印象を与える木の額に台紙ごと作品を額装するようにしています。プリントをマウントするための台紙とそのカット代だけでも、作品数が多いと結構な金額がかかりますが、この部分は作品全体の印象を左右する重要な部分ですので手は抜けません。
(作成日:1998/04/26、修正日:2003/12/29)
関連資料を作る際の考慮点は?
「写真は、作品そのものが全てを語ってくれるから、それ以外のものは一切不要だ」という考え方もあります。しかし、作品を観て下さる方々にとっては、やはり背景等を説明した資料を用意した方がより作品を理解しやすくなります。ここでは以下の資料について順番に考慮点を記してみます。
- 作品の狙いや概略
テーマの狙い、どういう観点で撮影を続けたのか、撮影をしながら何を感じたのか、等をA2−A3程度の大きさのパネルに記述します。
- 作者略歴
主に写真関連の略歴をA3程度の大きさのパネルに記述します。作者の略歴を知ることで、作品を観る方々はより作品を深く理解する事ができます。尚、「作品の狙いや概略」のパネルに一緒に記述する方法もあります。
- 作品毎のキャプション
数十点の作品毎にそれぞれの作品のキャプションを付けます。主にタイトル、撮影場所、撮影日時、補足説明等を簡単に記述します。
- ルポやドキュメンタリー作品の場合は、参考資料
作品の被写体の背景を説明するのに必要な場合は、参考資料も展示します。壁面に写真作品と並べて展示する方法と、別スペースを設けて設置する方法があります。
- 各種メディアで写真作品が取り上げられた場合、その記事のコピー
写真展の期間までにメディアで写真展の内容が取り上げられた場合はその雑誌等を置いておきます。私達にとって自分の写真展は人生の一大イベントであっても、世の中の人々にとっては私達の写真展は世の中の数多くの雑事の一つです。各種メディアで取り上げられた私達の写真展の記事のことは、世の中の人達はほとんど知りません。写真展会場に来る方々にとってそのような記事を写真展会場に置いておくことは写真展を理解していただく有効な手段になります。
- その他、写真作品をより深くお客様に理解してもらえる資料
例えば過去の写真展の記事や作品、写真集を出版している場合はその写真集等を写真展会場に置くことで、自分の写真活動をより深く理解していただくことが出来ます。
(作成日:1998/04/26、修正日:2003/12/29)
写真展のお知らせはどのようにすればよいのでしょうか?
写真展を開催する方々によってお知らせする相手は異なってくると思いますが、一般的に写真展をお知らせする相手は大きく二通りに分類できます。パブリシティと知人です。パブリシティにつきましては後述致しますので、ここでは知人へお知らせする方法に絞ってみましょう。
お知らせする方法としては、写真展開催のための製作したポストカードを使うのが一般的な方法です。この場合、出来ればポストカードを送るだけでなく、それぞれ送る相手の方に対するメッセージも一筆添えたいものです。 また、オープニングパーティを行う場合、ポストカードには必要な情報を書き切れませんので、別紙で詳細な案内を作成し、ポストカードと一緒に同封して封筒で送る方法をお勧めします。案内はできるだけ簡潔に、かつ必要な情報は分かりやすくまとめることが必要です。ご参考までに、私が4回目の写真展で使った案内を掲載します。 --------<以下、引用>----------
このたび、この十数年間海外で撮影してきた写真を個展として発表させていただくことになりました。
今回で個人として4回目の写真展になります。これも皆様のご支援とご指導の賜物と深く感謝しております。
つきましてはお忙しいところを恐縮ですが、是非会場まで足をお運びいただき、ご高覧いただければ幸いです。
尚、ささやかではありますが、オープニングパーティを下記の通り予定しております。
是非ご出席いただきますよう心よりお誘い申し上げます。
日時:1998年7月22日(水)17:30-19:30 (会場の都合により19:30にcloseします。予めご了承下さい)
会場:ドイフォトプラザ渋谷 (場所は同封のポストカードをご参照下さい)
会費:お一人様2,000円程度を予定しております
永井孝尚
--------<以上、引用>----------
(作成日:1998/8/22、修正日:2003/12/29)
パブリシティって何ですか?
パブリシティとは、私達・又は私達が所属する組織の様々な情報をニュースの形でマスコミに提供し、それを記事の形で取り上げてもらうプロモーション活動のことです。広告に似ていますが、以下のような違いがあります。
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パブリシティ |
広告 |
掲載方法 |
編集部等に持ち込み掲載検討を依頼 |
広告会社と契約 |
コスト |
原則無料 |
有料 |
記事の内容 |
編集者の意向を反映 |
広告主(=私達)の意向を反映 |
内容の主観/客観性 |
編集部の客観 |
広告主(=私達)の主観 |
記事が掲載される保証 |
編集部の方針により必ずしも掲載の保証はない |
契約に基づくため広告スペースがあれば必ず保証 |
アマチュアが個人として写真活動を行っている場合は金銭的な面からも個人で広告を出すのは困難です。各種メディアで記事として取り上げていただいた方が客観的な評価をいただくことができ、また、資料準備の費用を除けば基本的に掲載するためのコストもかかりません。 写真のキャリアにもなります。 特に写真展の場合、写真雑誌編集部等では「写真ギャラリーの審査を通ったある程度のクオリティが保障されている作品である」という認識を持っているので、単に写真作品を編集部に持ち込む場合と比較して、口絵等で掲載される可能性は非常に高くなります。アマチュア写真家にとって、自分の写真が普段自分達が購読している写真雑誌に作品として取り上げられることは非常に名誉なことでもあります。 特にパブリシティに対して働きかけなくても写真展自体は行えますし、ただでさえ写真展直前の数ヶ月間は写真展準備と普段の仕事の両立でどのように時間を作るか頭を悩ませる時期ではありますが、またとない折角の機会ですから写真展が決まった際には是非パブリシティに対する活動も行いたいものです。
(作成日:1998/04/26、修正日:2003/12/29)
パブリシティにより告知をお願いする際の考慮点は?
これは掲載をお願いする相手のニーズを満たすことに尽きます。具体的には、
- 写真展のテーマに合致したパブリシティを選ぶ
写真展の場合、パブリシティの第一候補は写真雑誌ですが、それ以外に写真展のテーマにより有効なパブリシティは異なります。例えば、旅行をテーマにした写真展の場合は、旅行雑誌が候補になりますし、スポーツ写真の場合はスポーツ雑誌が候補になります。また、写真展のテーマに合ったパブリシティの場合でも、編集方針と自分の作風が合っているかどうかということも重要な判断材料になります。予め候補をピックアップする場合には、自分の作品がその雑誌でどのように取り上げられるかをイメージしてみて下さい。 例えば、硬派な雑誌で軟派な写真は受入れにくいところがあります。 イメージできない場合は候補から外す必要があります。
- 予め十分に余裕を持った期間をとる
写真展は旬なものです。雑誌編集部等にとっては、写真展開催のタイミングで記事を掲載することが一番効果的です。従って掲載するかどうかを判断する最終判断を行うタイミングの後に作品を持ち込んでも、「いい作品なのだけれど残念ながら既に掲載する記事は決まっているので見送らざるを得ない」という結果になってしまいます。 できれば写真展開催の3ー4ヶ月以上前に各パブリシティを訪問するようにしたいものです。
- そのまま記事にできるような資料を用意する
雑誌編集部は非常に多忙です。写真展のコンセプトが明快で多くの読者の興味を引き付ける内容であり、かつ、記事を掲載するにあたってそのまま活用できるような資料は、編集を担当される方々にとって非常に魅力的な素材です。具体的には、写真展審査用のプレゼン資料を作る際の考慮点に加えて、以下を用意する必要があります。
- 作品の案内用ポストカード
- ポートフォリオ
- 作品の概略を説明した簡単な資料(配布できるようにコピーも用意)
- 作品の背景を詳細に説明した資料(配布できるようにコピーも用意)
- そのまま作品として雑誌に掲載できるような六切程度のプリント約20点(必要に応じて編集者に渡す)
- 自分の写真活動で外にアピールできる資料(例えば私の場合、「写真展日記」や「写真展FAQ」)
- 参考資料として、過去に行った写真展の作品や写真集
- 予め編集部に電話してアポイントメントを取る
自分で何も行動を起こさずに雑誌に掲載される可能性は非常に低いものですので、自分から積極的に雑誌編集部を廻る必要があります。ささやかな勇気を出して、編集部に電話をしてアポイントメントを取りましょう。電話では、
- 写真展をいつ、どこで開催予定であること
- 写真展の概要
- 写真展の作品を雑誌に掲載して欲しいこと
- そのために必要な資料を全て用意していること
- ついては、編集部を訪問したいので、空いている時間に会って欲しいこと
....を明確に伝えます。こちら側の意図が明確であれば、相手の編集の方も常に面白い記事を探していますので、ほとんどの場合は時間を見つけて会ってくれます。 また、知り合いのツテを頼ることも非常に有効です。
- 編集部を訪問する
作品や関連資料を持って編集部を訪問します。最近は多くの編集部が週休2日制になっていますので、会社勤めの方の場合は休暇を取得せざるを得ません。 ここは何とか仕事のスケジュールをやりくりしましょう。
(作成日:1998/04/26、修正日:2003/12/29)
会社の仕事と写真展との折り合いはどのようにすればよいでしょうか?
本業を持っているアマチュア写真家の場合、これは大きな課題です。一般論になってしまいますが、やはり本業に就いている時間は写真のことは一切忘れ本業に集中し、本業から離れてプライベートな時間に写真展準備を行っている間は本業のことは一切忘れ写真展に集中することではないでしょうか? この壁があいまいになると、本業も写真も中途半端になりかねません。 本業に就いている時間は本業に集中する事で、一緒に本業を行っている仲間もあなたの写真活動に対して理解を示してくれるのではないかと思います。
幸い私の場合は、勤務先の会社が社員のプライベートに対しては不干渉の立場を取っており、さらに社員の社外活動をある程度奨励してくれる面もありますので、写真展開催を応援こそすれ、会社が写真展開催の障害になったことは一回もありません。 いづれにしても、本業をキチンとこなす、ということが条件です。 本業に集中しなければならない時間に、本業をおろそかにして写真活動に熱中するというのは、やはり考えものでしょう。
また、勤務先によっては、本業をキチンとこなしているにも関わらず社員のプライベートな活動に対して干渉してくることもあるかと思います。 場合によっては自分の写真活動は勤務先には知らせない、等の方法を取らざるを得ない場合もあるかも知れません。
また、写真展期間中は本人がギャラリーにスタンバイする必要があるため、準備・後片付けを含め1週間以上の休暇を取得する必要があります。 写真展開催期間を開催するにあたっては自分の仕事のスケジュールを十分に考慮し、写真展開催期間が決まったら、仕事の関係者には早めにその期間は休暇を取得することを知らせる必要があります。 また、写真展開催直前(つまり1週間の休暇直前)には、仕事が殺到し、写真展準備に時間が割けなくなる可能性もあります。写真展開催1ヶ月前を目処に余裕を持って写真展の準備を完了するようにしたいものです。
(作成日:1997/12/31、修正日:2003/12/29)
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