私のお気に入り: 『Peace & Love - ウインダム・ヒル写真集』
この写真集が出版されたのは20年前です。先日、引越しの際に本棚から出てきました。
ウィンダム・ヒルは、1976年に60名の若者が5$づつ持ち寄り資本金300$で設立されたレコード会社で、「自然と人間の調和」を統一ポリシーとしています。この写真集はその活動と連動したもので、様々な場所で撮影された自然の景色93作品掲載されています。
忙しい引越の最中、思わずページをめくって見入ってしまい、しばし20年前にこの写真集を手にした時の感動を思い出していました。
現在、書店の写真集コーナーでは、この写真集と同じく正方形スタイルで60−100ページ程度の風景写真集が多く陳列されていますが、この写真集はそれらの原型と言えるかもしれません。 しかしながら、改めて眺めて見てみると、最近のこの手の写真集とは明確に違う、非常に高レベルの作品ばかりです。
何故、この写真集はこのように高品質なのでしょうか?
私は、この写真集が、「自然と人間の調和」という明確な信条・思想・意思を持っていることが最大の理由と思います。
ここに掲載されている写真は様々な写真家の作品を集めたものです。著名になる前の竹内敏信氏、水越武氏、宮嶋康彦氏等の作品もあります。場所も日光、アルプス、ヨセミテ、ペルー、アラスカ等、世界中に渡っています。
このような様々な撮影者・被写体から構成されているにも関わらず、しっかりとした思想をベースに、的確なセレクションが行われているからこそ、心に訴えるメッセージを20年間も放ち続けているのでしょう。
ちなみに、調べたところ、現在でもアマゾンで注文可能でした。
アマゾンでは、羅臼岳の表紙の写真もご覧になれます。 →アマゾンへのリンク
廃刊される写真集が非常に多い中、20年間続けて販売していること自体、この写真集の高い評価を反映しています。
また、姉妹本として「Love」というタイトルの写真集もあります。こちらも素晴らしい出来です。 →アマゾンへのリンク
ウィンダム・ヒルは多くの音楽CDを出しています。彼らの音楽を聴きながらこの写真集を眺めるのもいいものです。
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