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■■■■『プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーへ!』■■■■
「写真がライフワーク」と考える写真家のためのメルマガ
                     http://www.takahisanagai.jp
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■■■今回のポイント■■■
今回は、第七の心得の総集編です。

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 本メルマガは、「ライフワークは写真」と考える方々に、
 プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーという生き方
 を提案します。

 7つの心得を順番に紹介しています。(詳しくは下記参照)
http://www.takahisanagai.jp/photoexhibition/psp/psp-backnumber.html

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第048号:2005/09/18
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■■■目次■■■
【第七の心得のまとめ】
【今後の予定】
【あなたの声を聞かせてください】
【『風の写真館コレクション』より】
【あとがき】

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【第七の心得のまとめ】
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●第七の心得は、「そして何よりも、写真を楽しむ」です。

●改めて、何故写真を撮るのか、考えてみましょう。

●アマチュアが義務として写真を撮る必要性は、全くありません。
自分で主体的に写真を撮るべきです。そもそも、ビジネスではなく、
自分の人生の中の重要な一部分なのです。

●論語の中で、「子曰、知之者不如好之者。好之者不如楽之者」
という一節があります。「あることを知っている者、それを好きな
者も、楽しんでいる者には及ばない。 何事も楽しんで出来れば、
成果も充実感も全く違う」という意味です。

●写真も全く同様です。プロフェッショナル・サンデー・フォトグ
ラファーと、職業的プロフェッショナル・フォトグラファーを分け
る一つの基準に、写真を楽しんで撮っているかどうか、という点を
入れてもよいかもしれません。

●さて、「心から楽しむ」とはどういうことか、事例で考えてみま
しょう。


事例1:リナックス
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●最近、コンピュータの世界で大きな革命を起こしている、「リナ
ックス」というソフトウェアがあります。

●大企業が、大きな投資をして開発するソフトと異なり、ボランタ
リーの人達が集まって開発しています。信頼性・性能ともに高く評
価され、世の中へ急速に普及しています。

●かたや、大企業が巨額の投資を行い開発。
かたや、ボランタリーの個人が集まって無償の行為により開発。

●それぞれ職業的プロフェッショナル・フォトグラファーとプロフ
ェッショナル・サンデー・フォトグラファーに例えることが出来そ
うです。

●リーナスはリナックス成功の理由を以下のように語っています。

 リナックス・コミュニティのメンバーは、最も美しく最高のテク
 ノロジーを作り上げる全地球規模の共同作業の一翼を担っている
 ことを愛している。(リナックスは世界一の規模を誇る共同作業
 だ) それだけのことだ。そして、それが楽しいのだ。

●「楽しいこと」が、リナックスが革命を起こした原動力です。コ
ミュニティ・メンバーにとって、リナックスは金銭的報酬ではなく、
最高の楽しみを与えてくれる存在なのでしょう。


事例2:緑川洋一氏
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●私は「プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーを一人
選びなさい」と言われたら、迷わずに緑川洋一氏を挙げます。

●緑川氏は歯科医です。普段は歯科医の仕事をし、週末は写真に没
頭し、瀬戸内海の風景を今まで誰も試したことのない様々な手法で
表現し、発表しました。

●「瀬戸内海のピカピカしたきれいな海を色彩豊かに表現してみた
い」と試行錯誤を繰り返して撮った瀬戸内海の写真は素晴らしい色
彩で表現されています。「色の魔術師」と絶賛され、勲四等瑞宝章
受賞も受賞されます。

●下記の富士フィルムのサイトで、緑川洋一氏の作品とインタビュ
ーをご覧いただけます。

http://www.fujifilm.co.jp/photographer/2001_01midorikawa/index.html

●緑川洋一氏も、上記サイトのインタビューの中で、「まずいちば
んに自分自身で楽しむこと」と述べられています。

●これに加えて、歯医者の仕事も一生懸命やったことも重要だと思
います。

●本業でもプロフェッショナルとして社会的な責任を果たせない限
り、写真でもプロフェッショナルとして作品は残せない、というこ
とです。

●好きなことを夢中でやる。

●仕事か趣味かに関わらず、しっかりした志を持ちつつ、ライフワ
ークとして取り組む。

●この結果が作品に残る。

●現代こそ、緑川洋一氏のようなプロフェッショナル・サンデー・
フォトグラファー的な生き方が我々に求められているのかもしれま
せん。



●最後に、ウィンストン・チャーチルの言葉を引用させていただき
ます。

 誠実でなければ人を動かすことはできない。

 人を感動させるには、自分が心の底から感動しなければならない。

 自分が涙を流さなければ、人の涙を誘うことはできない。

 自分が信じなければ、人を信じさせることはできない。

●以前も作品を選ぶ基準は自分自身が心の底から感動しているかど
うかである、ということを示すためにこの言葉を引用しました。

●改めて、写真を撮り続ける動機として、この言葉を引用させてい
ただきます。

●まず、自分が感動すること。

●自分が感動しなければ、他人を感動させることはできません。

●チャーチルの言葉は、言い換えると、常に自分らしく生きる大切
さを述べているのではないでしょうか?

 感動しているときは、素直に感動していることを、
 悲しいときは、素直に悲しさを、
 信じているときは、素直に信じていることを、
 表現する。

●ビジネスの現場では感情を抑えなければならない場面も多いと思
いますが、自己表現の場では感動や悲しみを抑える必要はない筈で
す。

●第七の心得、「そして何よりも、写真を楽しむ」ためには、自分
に素直になるということがカギなのかもしれません。

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【今後の予定】
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前回、前々回もお知らせ致しました通り、「第七の心得」を以って、本メ
ルマガは一旦一区切りとなります。

次号以降のスケジュールは下記の通りです。

 第49号:10月2日(日)配信
  全体の心得まとめ(1):第一の心得から第四の心得まで

 第50号:10月16日(日)配信
  全体の心得まとめ(2):第五の心得から第七の心得まで

 第51号:10月30日(日)配信
  今後のプロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーの姿

第52号以降は不定期で写真に関するメッセージを配信させていた
だこうと思っております。

引き続きお付き合いをいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

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【あなたの声を聞かせてください】
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あなたのご意見・ご質問・ご要望を聞かせてください。

mailto:news@takahisanagai.jp

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【『風の写真館コレクション』より】
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今回は、Tokyo Bay Areaシリーズから「青く光る不思議なハート -
横浜新山下、1992」です。

1990年代初頭に横浜・新山下にあったGlam Slam Yokohamaというク
ラブの外壁にあったネオンです。

普段は正面からライトアップされているのですが、この写真を撮影
した午前4時頃は、このライトアップが消され幻想的なイルミネー
ションを楽しむことができました。

尚、このクラブは、Princeがプロデュースしたとか。

http://www.takahisanagai.jp/collection/News/collection-043.html

『風の写真館コレクション』への登録は下記でどうぞ。
http://www.takahisanagai.jp/collection/collection.html

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【あとがき】
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先週、ちょっと残念なことがありました。

私のHP「風の写真館」は、Yahoo! Japanのcool siteに選ばれて
いたのですが、この度外れてしまいました。

ある日、アクセスを見ていたら数日前からアクセスが激変していた
ので、Yahoo!-Japanの登録を確認したところ分かりました。

うむむ、Yahoo!でcoolサイトに選ばれるということは偉大なことだ
ったのですね。

また選ばれるように頑張りたい....ところですが、Yahoo! Japanも
人手での登録をなくする方向だそうで、難しそうです。

ううむ、残念。

では、また。

                          永井孝尚

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発行人:永井孝尚 mailto:mail@takahisanagai.jp

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 を掲載しています。よろしければお立ち寄りください。

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