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■■■■『プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーへ!』■■■■
「写真がライフワーク」と考える写真家のためのメルマガ
<http://www.takahisanagai.jp>
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≫≫本メルマガについて≪≪≪
「プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファー」とは、本
業を離れて一人のプロフェッショナルとして写真作品を撮り続け
る写真家のことで、私の造語です。
写真を本業にしていないからこそ、アート的プロフェッショナル
・フォトグラファーとして、一つのテーマを長いスタンスで追い
続ける人達です。
本メルマガは、「ライフワークは写真」と考える全ての方々に、
プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーという生き方
を提案します。
全部で7つある心得を紹介しています。現在は第四の心得。
詳しくは下記を参照下さい。
<http://www.takahisanagai.jp/photoexhibition/psp/psp-backnumber.html>
私も個展を中心に写真活動を続けています。
写真のサイトもYahoo!のCoolサイトに登録いただきました。
皆様と一緒に、プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファ
ーの生き方を考えていければ、と考えております。
よろしくお願いいたします。
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■■■今回のポイント■■■
写真のソフトウェア的技術の核は、PDCAの考え方です。
今回は、最初の2つ、Plan(企画)とDo(実施)です。
ps.講演会を実施します。詳しくは本文を参照ください。
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第024号:2004/09/11
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■■■目次■■■
【講演会、開催します!】
【前号のポイント】
【第四の心得:技術は大切だが全てではない その4 新・写真技術論2】
【あなたの声を聞かせてください】
【『風の写真館コレクション』より】
【あとがき】
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【講演会、開催します!】
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■■■本メルマガでお話した内容の講演会を開催します■■■
なかなか文字だけで思いを伝えるのは難しいので、講演会を行うこ
とに致しました。
それもなんと、東京の一等地、有楽町で行います。
「プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーなんて言って
いる永井って、どんな奴?」とか、
「他の仲間に会ってみたい」とか、
「ヒマだから、出てみるか」
という方は、是非ご参加ください。
講演会タイトル:
「プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーという生き
方と、その心得 第一回」
内容:当メルマガ第1号から第6号までの内容です
- プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーとは?
- プロフェッショナルの意味
- 7つの心得
- 第一の心得:写真はライフワーク
(内容は変更の可能性があります)
日時:2004年10月16日(土)14:00−16:00
場所:東京・有楽町、徒歩3分
(講演会場は、申込みされた方に締切後お知らせ)
費用:トライアルのため無料
定員:20名(先着順、定員になり次第、締め切ります)
申込締切:2004年10月9日(土)24:00
申込方法:下記サイトにてお申込ください
<http://www.formman.com/form.cgi?P99EhR38MFUyl9cp>
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【前号のポイント】
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●写真における技術とは、自分の衝動を的確に表現するために確立
したプロセス全体を指しますが、....
●分かりにくい説明だと思いますので、具体的に見てみましょう。
●一般的は、写真の技術は以下のように考えられます。
カチっとピントを合わせて、
ピタっと構図を決めて、
シャッキっと露出が合っていて、
シャッターチャンスもバッチリ。
●確かに、このような「ハードウェア的」な技術も非常に重要です。
本来、写真はワンショット勝負、ノートリミングかつ補正なしでそ
のままプリントすれば出来上がり、というのが理想ですし、撮影後
に色々と作業が必要になるのは、ハードウェア的技術が不足してい
ることの裏返しでもあります。
●プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーは、画面上に
写っているものには、隅から隅まで全てに責任を持っています。少
しでも満足できなければ、再度撮影し直すか、その作品をボツにす
べきです。
●一方、このようなハードウェア的技術だけを追っても、必ずしも
深みある作品が生まれるとは限りません。ハードウェア的技術も手
段であって、目的ではないのです。
●何故なら、例えハードウェア的技術が完璧でも、出来上がった写
真で自分の衝動が十分に表現できていなければ、それは単なる自己
満足だからです。つまり、「衝動の表現」という目的を達成してい
ないからです。
●ハードウェア的技術も重要ですが、より重要なのは自分の衝動を
表現できるかどうか、なのです。
●必然的によい写真を撮るための技術とは、ハードウェア的技術を
必修科目として身に着けた上で、撮影の前の構想力・調査力・企画
力、撮影時の集中力、撮影後の反省力全体を包含した、ソフトウェ
ア的技術です。
●ハードウェア的技術とソフトウェア的技術を包含したものが、
「自分の衝動を的確に表現するために確立したプロセス」としての
技術です。
●では、ソフトウェア的技術を身につけるためには何が必要なので
しょうか?
ということでした。
下記で前号について詳しくご覧いただけます。
<http://www.takahisanagai.jp/photoexhibition/psp/psp23.html>
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【第四の心得:技術は大切だが全てではない その4 新・写真技術論2】
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ソフトウェア的技術を身につける方法として、ビジネスの現場で使
われているPDCAという手法が参考になります。
PDCAとは、Plan(企画)、Do(実施)、Check(結
果確認)、Action(対策)の頭文字を取った単語です。
仕事を行う場合、最初に状況を分析した上で「企画」を立てて、企
画に基づいて「実施」し、実施した「結果を確認」して分析し、分
析した内容に基づいて「対策」を立てます。
その対策に基づいて再度「企画」を立てて、「実施」します。
つまり、企画(P)・実施(D)・結果確認(C)・対策(A)、
といった流れを一通り行った後、そこで得た経験を元にまた企画・
実施・結果確認・対策を行い、仕事の品質を高めていきます。これ
を繰り返します。
写真の撮り方をこれにあてはめるとわかりやすくなります。
では、具体的に眺めてみましょう。
●Plan(企画)
まず、自分は何を撮りたいのか、そのためには何を行うべきなのか、
ということを考えていきます。具体的には、
・自分の衝動は何か?
・その衝動がどのようなテーマに繋がるのか?
・そのテーマを表現するために全体の構成をどのように考えるのか?
・全体の構成の中で、今日撮影する作品の位置付けはどうなるのか?
・その作品は、どうあるべきなのか?
・あるべき姿の作品を生み出すために、どの被写体をいつどこで見
つけて、どのように撮影するのか?
この段階では、想像力が必要です。必ずしも当初予期した通りには
なりません。
また、写真とは偶然性の芸術ですので、当初想像していた通りの被
写体に出会えるとは限りません。むしろ、出会えないことの方が多
いはずです。
しかし、このPlanを実施して撮影していった作品群と、これを
行わないで惰性で撮影する作品群とでは、時間が経過すると決定的
な差がついてしまいます。
さらに、後述のDCAのプロセスを実施することで、さらに狙った
結果を出すことができるようになります。
●Do(実施)
企画した内容の実施、つまり、実際の撮影です。
写真は企画した通りにはなかなか撮れませんが、最高のシャッター
チャンスに恵まれる機会は、必ずやってきます。
しかし、シャッターチャンスは、0.1秒、数秒、数分といった時
間的な長さの差はあるにしても、あくまで「瞬間」です。
この瞬間をモノにするためには、「この決定的瞬間は二度とない」
という覚悟と集中力が必要です。
決定的瞬間と言えば、以前、篠山紀信さんがテレビ番組に出演した
際、土門拳さんとの思い出話をしていたことを思い出します。
土門さんは、「徹底したリアリズム写真」を提唱し報道写真の鬼と
して世界的に知られた写真家です。
土門拳さんは、「古寺巡礼」という作品を撮るために、全国の仏像
を撮影して回っていました。仏像の表情を表現するために、ストロ
ボ等の補助光は使用せずに、自然光のみで撮影を続けていました。
そのように撮影をしていくと、「ふっ」と仏像が微笑む瞬間がある
そうです。
夢中になって写真を撮り続けた経験がある人は、この感じがお分か
りになるのではないでしょうか?
私も、何故か気になってしまう花を撮り続けた際に、ファインダー
上で花の表情がなごむ瞬間を感じることが何回かありました。
そのような瞬間を、土門拳さんは、篠山紀信さんに、
「篠山君、仏像はね。走っているんだよ!」
という言葉で伝えたそうです。
静かに古寺で鎮座している仏像の刹那を、土門拳はもの凄い集中力
で撮影していたのでしょう。
また、このような瞬間をモノにするためには、最初の「企画」が十
分に行われている必要があります。
さて、PDの次のCAは何を考えればよいのでしょうか?
実はここに、プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーと
普通のアマチュア写真家を分けるポイントがあります。
詳しくは次号でご紹介します。
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【あなたの声を聞かせてください】
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本メルマガは、読者の皆様と一緒に作っていきたいと思います。
是非あなたのご意見・ご質問・ご要望を聞かせてください。
<http://www.formman.com/form.cgi?gOifBUg2nMuZ8wtt>
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【『風の写真館コレクション』より】
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今回は、Tokyo Bay Areaシリーズから、「黄金色の朝焼けに浮かぶ
飛行船 - 大黒埠頭、1990 」です。
空気が涼しい初夏の明け方、ベイブリッジ北側のふ頭を歩いている
と、左手に、大きな丸い物体が現れました。細長い飛行船が真正面
から見えたものであることに気がつくまで、ちょっと時間がかかり
ました。 初夏の明け方の空とのコントラストが美しく、立ち止ま
って何枚も撮影しました。
こちらでご覧いただけます。
<http://www.takahisanagai.jp/collection/News/collection-019.html>
『風の写真館コレクション』への登録は下記でどうぞ。
<http://www.takahisanagai.jp/collection/collection.html>
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【あとがき】
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私はいつも勤務先の近くの現像ラボにフィルム現像をお願いしてい
ます。
このラボは19:00まで営業しているので、普段は就業後に立ち
寄るのですが、最近のウィークディは仕事が詰っていて、なかなか
行けません。
ということで、ここ3週間程、半月以上前の夏休みに撮影したフィ
ルムを未だに通勤カバンに入れて持ち歩いています。
まぁ、写真も大事ですが、仕事も大事なので、このような状況も楽
しみながら取り組んでいこうとと思っています。
では、また。
永井孝尚
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発行人:永井孝尚 <mailto:mail@takahisanagai.jp>
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を掲載しています。よろしければお立ち寄りください。
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